
就任以来、私は、「人を大事にすること」をすべての活動の原点に置いてきました。子どもも、大人も、お年寄りも、社会的に弱い立場にある人も、だれもが自分の力を発揮でき、健やかに暮らせるまちづくりをめざし、全力で取り組んできました。これまでの取り組みを通じて、札幌の市民の力は本当に素晴らしいと感じています。市民の力で様々なまちづくりが進められるようになったことは、輝かしい成果です。
本当の豊かさ、みんなの幸せ。これを真剣に考える。 いま、時代は厳しい局面を迎えています。 日本全体で経済が停滞し、雇用や老後などへの社会不安が増しています。 そして札幌も、超高齢社会、人口減少というかつて経験したことのない時代を迎えます。 だからといって、元気を失い、しぼんでいく札幌であってはなりません。 まずは、みなさんが抱えている様々な不安の解消に、全力をあげて取り組みます。 そして、大切なのは、これまで培ってきた「自治の力」です。こういうときこそ、みんなで知恵と力を出し合えば、だれもが参加し、だれもが幸せを感じられる、そんな札幌をつくることができると、私は信じています。 みんなで、これからの時代の本当の豊かさ、幸せのあり方を真剣に考えて、子ども・大人・お年寄りの各世代がみんなで支え合う、やさしさとぬくもりにあふれる街、安心して暮らせる街をつくっていきます。 札幌の魅力、札幌人の創造性が、新しい時代を開く。 多くの市民が好きだと思い、「全国一」と評される札幌の魅力と誇り—— これをさらに磨き高めて、次代に引き継ぐことが、私の使命です。 社会経済が揺れ動き、どんなに時代が変わっても、札幌の魅力と札幌人の誇りが輝いていれば、新しい時代を切り開き、乗り越えることはきっとできます。 札幌市は2005年、「創造都市さっぽろ」を宣言しました。それは、札幌の魅力を基に、創造性に富む市民の力で、国内外との交流により新しい産業や文化を生み出そうとするものです。創造性は感動を生み、その共感は札幌のブランド力を高め、芸術文化ばかりでなく、新たな経済を生み出します。札幌の発展の契機はそこにこそあると、私は確信しています。 芸術文化・スポーツ・観光などの素晴らしい資源と創造性あふれる人材、豊かな自然、そして190万市民のパワー。こうした札幌の大きな財産を一層魅力あるものにして世界に向けて発信し、都市の活力を高めていきます。 札幌が北海道の歴史の中で果たしてきた役割をこれからもしっかりと担い、道内のスクラムで新たな活力を生み出し、経済を活性化させていきます。そして、それが私たちの豊かな暮らしにつながってきます。 これが次の時代に進むべき札幌の方向性です。 |